詳しい経緯を読む当時の成果、進め方と判断基準、AIでの再現
実績(当時の成果)
大手ネット企業のゲーム事業では、マーケティングの組織を立ち上げ、統括しました。予算の消化に責任を持つチームから、事業計画と一体でマーケティング計画を立てるチームに役割を変え、一部の媒体の自社運用と、広告の表現の一部内製化から始めました。出稿量は約3倍になり、獲得単価は約1,200円から約800円に、広告の投資回収率は約2倍になりました。同じ事業では、複数のタイトルを横断して改善する組織も立ち上げました。分析画面の約9割が月1回以下しか見られていなかった状態から、重要KPIを定義し直して帳票を統一しました。マーケティング担当者向けの研修(全3回、宿題と講評つき)も担当しました。大手自動車流通企業では、広告運用の内製化にあわせて運用チームの役割分担を決め直し、実務を一緒に回しながら担当者を育てました。数字をチーム全員が追えるようになり、獲得数は約15〜20%増えました。
型(進め方・判断基準)
- チームの役割を「予算を消化する」から「事業計画・中期の戦略と一体でマーケティング計画を立てる」に変える。事業責任者と同じ場所に席を置き、計画づくりから関わる
- 小さく始める。一部の媒体の自社運用や、広告の表現の一部内製化から入り、広告と顧客が「分かる」状態をつくる
- 重要KPIを定義し直し、帳票を統一する。戦略とつながらない帳票は捨てる
- 役割と分担を決めてから、最初の責任者を置く。担当者には、数字の確認・計画づくり・実行の管理を、実務の指導と研修(毎回の宿題を持ち寄り、講評する)で渡す
- 1つの事業で回った型を、機能(広告・販促・データ・広告の表現)ごとのリーダーが、複数の事業を横断して広げる
判断基準:マーケ組織は評論家ではなく当事者にする。広告の成果ではなく事業の成果に責任を持ち、事業計画の議論に加わる。採用は、役割と判断の範囲が決まってから行う。
AI再現(今ならこう再現し、社内に残す)
当時は、運用の判断の型や数字の見方を、実務の指導と研修で一人ずつ伝えていました。今は、チームの判断基準と過去の振り返りの記録をAIに読ませれば、担当者の日々の運用に、AIが型に沿って助言できます。帳票と振り返り資料の作成もAIに任せられるので、少人数のチームでも、事業計画に向き合う時間を確保できます。研修の教材や課題の講評もAIで下書きし、育成を速くします。判断の型は社内に残り、担当者が替わっても引き継げます。


